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No.142 栄養素と夢の関係


私たちが寝ているときに見る「夢」と栄養素は、一見何の関係もないように思えますが、実はある種の栄養素欠乏が「夢」に大きな影響を与えることが分かっています。

夢とは?

夢は「睡眠中に生じる報告可能な精神活動」と定義されています。人は毎晩、数回の夢を見ると言われますが、夢は睡眠中の脳が今まで見聞きした情報を整理し、その過程を脳の中で再生している一時的な記憶であり、長期記憶にはあまり残らないと言われています。
睡眠中は脳全体が一様に休んでいるのではなく、レム睡眠(Rapid Eye Movement Sleep)とノンレム睡眠が約90~120分間の周期で変動し、朝の覚醒に向けて徐々に始動準備を整えています。
レム睡眠は脳波が睡眠状態を示しているにも関わらず眼球が素早く動き、この時に夢を見ていると考えられていますが、レム睡眠からの覚醒時にも夢を見ていることがあるようです。
子どもの場合、夢の内容は絵本やマンガ、テレビなどに左右されやすいため、自分が体験していないことや現実では起こりえないことが夢に出てきたりします。
しかし、自我がはっきりとした高校生以上になると、自分の体験をもとに、より日常に近い夢を見る傾向にあるようです。

夢に影響を与える要因とは?

起きた時に思い出される夢の記憶には個人差があり、人の情緒や認知の状態、また、「ストレス」や「パーソナリティ」も影響を与えていると考えられています。
例えば、ストレスがあって情緒不安定な人では「悲しい夢」「不安な夢」「不快な夢」の想起頻度が高く、誠実性のパーソナリティを持つ人は「焦りの夢」を想起しやすいとされています。
一方、調和性の高いパーソナリティを持つ人や情緒が安定している人では「楽しい夢」の想起頻度が高いと言われています。
また、ある種の栄養素の過不足や医薬品等の摂取によって夢を見やすくなったり、悪夢が増える、鮮明な夢を見るなどが起こることも知られています。

夢に影響を与える栄養素

ビタミンB6

ビタミンB6が不足することで悪夢を見やすくなると言われていますが、ビタミンB6を大量に(240㎎/日)摂取することによって思い出す夢の量が増加することが示唆されています(Denholm J Aspy et al., Percept Mot Skills.2018 Jun;125(3):451-462.)。

葉酸

葉酸の過剰摂取によって鮮明な夢(悪夢)を見ることがあるようです。また、ジヒドロ葉酸還元酵素を阻害する薬剤を摂取することによる副作用のひとつに、悪夢が挙げられています。

メラトニン

メラトニンは松果体から分泌されるホルモンで、季節のリズムの他、睡眠・覚醒リズムやホルモン分泌リズムなどの概日リズム(サーカディアンリズム)の調節作用を担っています。催眠作用があるため、欧米ではサプリメントや睡眠薬としてドラッグストアなどで販売されています。しかし、メラトニンの摂取後に悪夢や神経疾患、胃腸疾患などの副作用が報告されていることから、フランスではメラトニンを含むサプリメントを摂取しないよう特定の集団に推奨することがあるようです。

まとめ

ストレスやパーソナリティ、栄養素以外では、医薬品の服用が夢に影響を与えることもあります。上述のジヒドロ葉酸還元酵素阻害薬の他、例えば、不整脈治療薬であるプロプラノロール塩酸塩、入眠薬のゾルピデム酒石酸塩、降圧薬のメチルドパなど様々な医薬品の副作用のひとつに悪夢が挙げられています。ネガティブな情報を適切に処理するために悪夢を見るという説もあり、悪夢は悪いことばかりではなさそうですが、夢を見るなら良い夢を見たいものです。良い夢を見るためには、ストレスを溜めない、寝る前に良いことを考える、栄養素の過不足に気を付けるなどがお勧めです。
【参考】
鈴木千恵et al.,ストレス科学研究 2012,27,71-79
厚生労働省 e-ヘルスネット サイト
鈴木 博之,バイオメカニズム学会誌,Vol29,No.4(2005)199-204
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報サイト
アイルランド健康製品規制庁(HPRA)サイト
食品安全委員会 サイト
プロプラノロール添付文書
ゾルピデム酒石酸塩添付文書
メチルドパ添付文書
情報提供元:

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